皆さま
こんにちは、三代目赤坂兵之助でございます!
今日は、「大阪工業大学」での取り組みの三日目です!
2018/12/03
その日は良く晴れていて、12月にしては暖かな日でしたので、私は身軽な格好での用意をしていました。
今思うと「はじめての大学に伺う」にはネクタイも着けず、スーツでもない、せめてもの救いはジャケットを着て、革製の靴を履いていたくらいの不躾でした。
そんな私を井原教授は気さくに迎えて下さり、研究室での簡単なあいさつのあと、まるでちょっとしたビルのような大きな建物の「ものづくりセンター」へと案内してくださいました。
センター一階奥に「どっかり」と設置されているデッケル・マホ。DMU75。
素晴らしいたたずまい。
なぜこの機械がこの大学にあるのか、そのストーリーを伺うにつれ、大阪工業大学が素晴らしいことと、井原教授の実績を実感していました。
ひと通り、「ものづくりセンター」を紹介頂き、研究室に帰ってからのお話の中で、井原教授がその「センター長」であることがわかりとても驚いていると、
「実は、研究室の生徒さんたちの、卒業論文のための取り組みに困っていて...。
赤坂さん、あの子たちと一緒に、『なにか』を出来ませんか...?」
私が普段持ち歩いている、「自分で作ってみたかったもの」のサンプルを手にとり、その感触を指先で感じながら、井原教授はそのように切り出してくださいました。
「やります、やらせてください!」
反射的にお返事を返し、身を乗り出した私をすこし困った風に「そうですか、よかった。」と安心された井原教授に私は、
「それで、何をどうすればいいのですか?」
と返してしまい、また困った風に井原教授は
「ウチの研究室は切削加工にこだわっていますから、5加工機での切削加工がテーマですね...」
これは間違いなく「おもしろい」ことができる!
そう確信するよりなかった私は、ここでも再びカレンダーに「丸」を付けられるチャンスを頂いたのでした!
(つづく)
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