皆さま、こんにちは。三代目赤坂兵之助でございます。
本日は、ちょっと技術的なお話をさせてください。
私どもの持ち味は「繊細なデザイン彫刻」です。
それは親子三代そうで、戦後の日本の復興のために、その彫刻技術を産業にささげた初代から受け継がれる『赤坂式半月彫刻法』は、それら全てを包括する技術でもあります。
私は、片手の祖父が様々な困難に向き合いながら磨き続けていたその手法を、 現代の工作機械でも(できるだけ)再現すべく最適化を幾度となく繰り返してきました。
その最適化のかいあって、『赤坂式半月彫刻法』は「オリジナルのデザインに全く忠実な、職人の主観が入らない」デザイン彫刻が可能になったのです。
実績としましては、映画「エヴァンゲリオン」でも登場した旭酒造株式会社さまの「獺祭」という日本酒のスパークリングの瓶で使われるキャップの成形品です。
あのキャップの成形品は、私がデザイン彫刻した金型で生産されています。
※ぜひ、トップにある写真をご覧くださいませ!
注目していただきたいのは、「そのデザインが3Dの曲面上に美しく沿っている」ところ。
工業製品ではやはり「正確・安定」を求められますが、一般的な彫刻ではそれにお応えできない事もおおく、 デザインの再現性に苦労されることもあるのですが・・・ 『赤坂式半月彫刻法』では、その問題を解決しております。
「獺祭」での実績のお陰で「福」への彫刻イメージがしっかりとつかめ、 そのイメージを「福」にあずけられた・・・。
「ものづくり」って、不思議でおもしろいですね!!!
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