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  • 執筆者の写真三代目赤坂兵之助

初代赤坂兵之助の「『彫刻』への滾(たぎ)るような想い」

更新日:2020年7月3日


6月のある日、祖父兵之助に未来への飛躍を誓う!
6月のある日、祖父兵之助に未来への飛躍を誓う!

みなさま、赤坂金型彫刻所 代表 三代目赤坂兵之助です。 今日は、私の祖父初代赤坂兵之助について語らせてください。

私の祖父である初代赤坂兵之助は、仕事中の不慮の事故により左手を失いました。 初代兵之助は、それでも「彫刻師」であることを自らの創意工夫をもって守り続けました。


隻手の彫刻師「初代赤坂兵之助」
隻手の彫刻師「初代赤坂兵之助」

私たちは現在、「コロナの渦中」にあります。 困難の種類は違えど、我が「赤坂金型彫刻所」は初代と同じくして「存亡の危機」に直面しています。 祖父と同じように赤坂金型彫刻所を守りたい。 たとえ小さな町工場であろうとも…。 それが祖父の名を受け継ぐ「三代目赤坂兵之助」の使命ととらえ、今回のクラウドファンディングに挑戦させて頂いております。


「赤坂金型彫刻所の維持発展」は、あるいはこの世の中にとっては小さな出来事過ぎて、それよりはもっと大きな取り組みをされている方々の支援を選ぶべきなのかもしれません。 ですがその結果はのちの歴史が判断してくれることでしょうし、また小さな町工場だからこそ、『アカサカが出来たのであれば、ウチにだって出来るだろう!』と発起していただける小さな町工場が増えていく…。 そんな歴史を想像しておりますし、また創造したいのです。


初代赤坂兵之助は、戦争、極貧、隻手、これら全てを乗り越えて、三代目である私に「未来」を託してくれました。 私はその小さいけれど「彫刻への滾るような想い」を引き受け引き継ぎたいのです。


『後を、頼む。』…。 癌に侵されて千切れるような痛みにあっても、鎮痛剤を断り続けた祖父の最後の唇の動きは、まさにその一言であったからこそ、私は「祖父の彫刻への想い」を実現させるため、新ブランド[cocur] fuku(コクール・福)に挑戦します!


赤坂金型彫刻所 代表 三代目赤坂兵之助


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